酢酸ブチル(n-Butyl acetate)
酢酸とn-ブタノールがエステル結合した化合物で、工業的に最も広く利用されている有機溶剤の一つです。優れた溶解力と適度な揮発速度を持つため、塗料やインキの溶剤として非常に重要です。また、バナナのような特有の果実臭を持つことから、食品香料としても利用されます。
別名:酢酸n-ブチル、ブチルエタネート
| ガス名 |
酢酸ブチル |
分子式 (化学式) |
C6H12O2 |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
強い果実臭(バナナのような香り) |
燃焼 範囲 vol% |
1.2% から 7.6% |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G2 |
| 用途 |
- ・塗料(ラッカー、エナメルなど)の溶剤、印刷インキの溶剤、接着剤の成分、革製品の仕上げ剤、医薬品の抽出剤、食品香料(エッセンス)。
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危険 情報 |
- ・引火性の高い液体です(引火点:約22度から24度)。常温で引火する危険があり、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。強酸化剤と激しく反応し、火災の原因となります。プラスチックやゴムを侵す性質があるため、保管容器の材質に注意が必要です。
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人体の 影響 |
- ・蒸気を吸入すると、目、鼻、喉などの粘膜を刺激し、咳や頭痛、めまい、吐き気を引き起こします。高濃度では麻酔作用があり、意識消失の恐れがあります。皮膚に触れると脱脂作用により肌荒れや炎症を起こすことがあります。取り扱いの際は、局所排気装置の使用、保護手袋や保護眼鏡の着用が必須です。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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