塩化n-ブチル(n-Butyl chloride)
正ブタンの水素原子一つが塩素原子に置換されたハロゲン化アルキルの一種です。化学的に反応性が高く、特に有機金属化合物(n-ブチルリチウムなど)を合成するための原料として非常に重要です。溶剤としての性質も持ちますが、その高い引火性と反応性から、主に化学工業の中間体として利用されることが多い物質です。
別名:1-クロロブタン、塩化ブチル、n-プロピルクロロメタン
| ガス名 |
塩化n-ブチル |
分子式 (化学式) |
C4H9Cl |
| 状態 |
液体(揮発性がある) |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
特有のクロロホルムに似た刺激臭 |
燃焼 範囲 vol% |
1.8%から10.1% |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G2 |
| 用途 |
- ・n-ブチルリチウムの製造原料、有機合成用試薬(アルキル化剤)、特殊な溶剤(油脂、ゴム、樹脂の溶媒)、駆虫薬の原料。
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危険 情報 |
- ・極めて引火性の高い液体です(引火点:約マイナス12度からマイナス9度前後)。常温で容易に引火し、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。燃焼すると塩化水素やホスゲンなどの有毒で腐食性のガスを発生します。強酸化剤や強塩基、アルミニウムやマグネシウムなどの金属粉と激しく反応し、火災や爆発の原因となります。
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人体の 影響 |
- ・刺激性と毒性があり、吸入すると喉の痛み、咳、頭痛、めまい、吐き気、意識混濁を引き起こします。目や皮膚に触れると強い刺激を与え、赤みや痛みを生じます。皮膚からも吸収されるため注意が必要です。中枢神経系を抑制する作用があるため、高濃度の曝露は非常に危険です。取り扱いの際は、有機ガス用防毒マスク、保護手袋、保護眼鏡を必ず着用してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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