ブチルグリシジルエーテル(n-Butyl glycidyl ether)
エポキシ基(グリシジル基)とブチル基がエーテル結合した化合物です。非常に粘度が低く、他のエポキシ樹脂とよく混ざり合う性質があるため、高粘度のエポキシ樹脂を扱いやすくするための「反応性希釈剤」として広く利用されています。樹脂の硬化反応に組み込まれるため、揮発による物性低下を防ぎつつ加工性を高めることができます。
別名:1,2-エポキシ-3-ブトキシプロパン、2-(ブトキシメチル)オキシラン、BGE
| ガス名 |
ブチルグリシジルエーテル |
分子式 (化学式) |
C7H14O2 |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
特有の不快な刺激臭 |
燃焼 範囲 vol% |
1.1%から5.8%(推定値) |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・エポキシ樹脂用反応性希釈剤(土木・建築資材、接着剤、注型材料)、繊維処理剤、塩素化溶剤の安定剤、化学合成中間体。
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危険 情報 |
- ・引火性の液体です(引火点:約54度から59度)。加熱すると引火する危険があり、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。強酸、強塩基、アミン類、酸化剤と激しく反応し、発熱や重合を引き起こす恐れがあります。また、長期間の保存により爆発性の過酸化物を生成することがあります。
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人体の 影響 |
- ・皮膚、目、粘膜に対して強い刺激性があります。特に皮膚感作性(アレルギー性)が強く、一度感作されると少量の接触でも激しい皮膚炎や発疹を引き起こすことがあります。蒸気を吸入すると、頭痛、めまい、吐き気、呼吸器の刺激を誘発します。動物実験では変異原性や生殖毒性の可能性も指摘されているため、取り扱いには厳重な防護具(不浸透性の手袋、保護眼鏡、防毒マスク)と局所排気装置が不可欠です。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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