ヨウ化ブチル(n-Butyl iodide)
n-ブタノールの水酸基がヨウ素原子に置換されたハロゲン化アルキルです。ヨウ素原子は脱離基としての能力が高いため、有機合成化学においてブチル基を導入するための強力なアルキル化剤として広く利用されています。光に当たると分解しやすいため、保管には注意を要する化合物です。
別名:1-ヨードブタン、ヨードブタン
| ガス名 |
ヨウ化ブチル |
分子式 (化学式) |
C4H9I |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明(光による分解で、次第に褐色や赤紫色を帯びる) |
| 臭気 |
特有の刺激臭 |
燃焼 範囲 vol% |
– |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・有機合成試薬(アルキル化剤)、医薬品・農薬の中間体、化学研究用。
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危険 情報 |
- ・引火性の液体です(引火点:約31度から33度)。常温付近でも引火の危険があります。熱、光、空気の影響で分解し、毒性の高いヨウ素蒸気を発生させます。強酸化剤や強塩基、一部の金属(アルミニウム、マグネシウム等)と激しく反応します。
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人体の 影響 |
- ・目、皮膚、粘膜に対して強い刺激性があります。吸入すると咳や喉の痛み、頭痛、めまい、吐き気を引き起こします。皮膚に付着すると炎症を起こし、吸収される可能性もあります。ヨウ化物としての全身毒性にも注意が必要です。取り扱いの際は、局所排気装置のある場所で、不浸透性の手袋や保護眼鏡を着用してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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