ノルマルブチルイソシアネート(n-Butyl isocyanate)
ブチル基にイソシアネート基(-NCO)が結合した有機化合物です。非常に高い反応性を持ち、水、アルコール、アミン類などと容易に反応します。この高い反応性を利用して、農薬や医薬品、あるいはウレタン化合物の合成における重要な中間体として利用されています。揮発性が高く、蒸気には強い毒性と刺激性があるため、取り扱いには厳重な管理が求められます。
別名:イソシアジン酸ブチル、1-イソシアナトブタン
| ガス名 |
ノルマルブチルイソシアネート |
分子式 (化学式) |
C5H9NO |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明から微黄色 |
| 臭気 |
非常に強い刺激臭(催涙性がある) |
燃焼 範囲 vol% |
0.9%から9.4%(推定値) |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・農薬(除草剤など)の合成原料、医薬品の合成中間体、ウレタン樹脂・化学品の改質剤、有機合成試薬。
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危険 情報 |
- ・引火性の高い液体です(引火点:約18度から19度)。常温で引火する危険があり、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。水や湿気と接触すると、激しく反応して二酸化炭素を放出し、容器が破裂する恐れがあります。また、加熱分解により、シアン化水素や窒素酸化物などの猛毒ガスを発生します。
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人体の 影響 |
- ・極めて高い毒性と刺激性を持っています。吸入すると気道を激しく刺激し、肺水腫や気管支炎を引き起こす恐れがあり、命に関わる場合があります。目に対しても強い催涙性と腐食性があり、重篤な損傷を与えます。皮膚に触れると化学熱傷やアレルギー性皮膚炎(感作)の原因となります。取り扱いの際は、防毒マスク、化学防護服、不浸透性の手袋、保護眼鏡を着用し、必ず局所排気装置の下で行ってください。>
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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