n-カプロン酸(n-Caproic acid)

炭素数6の直鎖飽和脂肪酸です。天然にはヤシ油やパーム核油、あるいは動物性脂肪(バター脂など)の中にグリセリドとして含まれています。エステルの原料として香料工業で広く利用されるほか、生物学的には銀杏の異臭成分の一つとしても知られています。
別名:ヘキサン酸、ブチル酢酸、n-ヘキシル酸

レンタル
対象機種
ガス名 n-カプロン酸 分子式
(化学式)
C6H12O2
状態 液体
無色から淡黄色
臭気 不快でムレたような強い酸敗臭(銀杏やヤギの臭いに例えられる)
燃焼
範囲 vol%
約1.3%から数値なし(高沸点のため常温での爆発の危険は低いですが、加熱時の蒸気には注意が必要です) 爆発等級 1(想定) 発火度 G1
用途
  • ・香料原料(エステル化してフルーティーな香料を製造)、ゴム助剤、界面活性剤の原料、薬品(ヘキシルレゾルシンなど)の原料、金属腐食防止剤。
危険
情報
  • ・引火点が約102度から104度前後と高めの為、常温での引火危険性は低いですが、加熱時や火源がある場合には燃焼します。
  • ・加熱分解により一酸化炭素や二酸化炭素を発生します。金属を腐食して水素ガスを発生させる恐れがあります。
人体の
影響
  • ・腐食性および刺激性があります。目・皮膚へ直接触れると、激しい刺激、痛み、赤み、化学火傷を引き起こすことがあります。
  • ・蒸気やミストを吸入すると、喉の痛み、咳、呼吸困難、肺水腫を引き起こす恐れがあります。また経口では消化管を腐食し、激しい腹痛や吐き気を引き起こします。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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