N,N-ジメチルアニリン(N,N-Dimethylaniline)
アニリンの窒素原子に結合している2つの水素原子がメチル基に置換された、第三級芳香族アミンの一種です。油状の液体で、有機合成化学において非常に重要な中間体として利用されます。特に染料や顔料の製造、さらには不飽和ポリエステル樹脂の硬化促進剤として工業的に広く活用されています。
別名:ジメチルアニリン、DMA、ジメチルフェニルアミン
| ガス名 |
N,N-ジメチルアニリン |
分子式 (化学式) |
C8H11N |
| 状態 |
液体(油状、沸点:約193度) |
| 色 |
無色から淡黄色(光や空気に触れると酸化して褐色に変化します) |
| 臭気 |
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燃焼 範囲 vol% |
1.2%から7.0% |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・染料・顔料(マカライトグリーン、メチルバイオレットなど)の中間体、不飽和ポリエステル樹脂の常温硬化促進剤(硬化剤の助剤)、合成ゴムの加硫促進剤、有機合成用反応溶剤。
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危険 情報 |
- ・引火点が約63度から73度前後ですので、常温での引火危険性は比較的低いですが、加熱時や火災時には燃焼します。強力な酸化剤や酸、ハロゲン化物と激しく反応します。また、光や空気によって徐々に酸化・分解されるため、保存管理に注意が必要です。燃焼や分解により、毒性の高い窒素酸化物(NOx)や一酸化炭素を発生します。
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人体の 影響 |
- ・毒性が強く、特に血液や神経系への影響に注意が必要です。直接触れると、赤み、痛み、強い刺激を引き起こします。皮膚から非常に吸収されやすいため、防護が不可欠です。
- ・吸入・経皮吸収では、血液中のヘモグロビンと結合してメトヘモグロビンを形成し、チアノーゼ(皮膚や唇が青紫になる)を引き起こします。頭痛、めまい、吐き気、呼吸困難、倦怠感を伴うことがあります。
- ・長期に渡り繰り返し暴露されると、肝臓や腎臓への障害を及ぼす恐れがあります。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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