ノルマルプロピルアルコール(n-Propyl alcohol)
3つの炭素原子を持つ直鎖状の第一級アルコールの一種です。エチレンと一酸化炭素および水素を反応させるヒドロホルミル化(ヒドロカルボニル化)とその後の水素化によって工業的に大量生産されます。水、エタノール、ジエチルエーテル、アセトンなどの多くの有機溶剤に任意の割合で極めて良く溶けます。印刷インキ(フレキソ印刷・グラビア印刷)や塗料の溶剤、樹脂・油脂の抽出剤、殺菌消毒剤、各種化学薬品の中間原料として広く用いられています。引火性の高い液体であり、蒸気の吸入や接触による中枢神経抑制や目への強い刺激性を持っています。
別名:1-プロパノール、ノルマルプロパノール、プロパン-1-オール、1-ヒドロキシプロパン
| ガス名 |
ノルマルプロピルアルコール |
分子式 (化学式) |
C3H8O |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
エタノールに似た、特有の芳香・刺激的なアルコール臭 |
燃焼 範囲 vol% |
2.1%から13.5%前後 |
爆発等級 |
1(想定) |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・印刷インキ(グラビア印刷・フレキソ印刷)や塗料・ニス・接着剤の溶剤、医薬品・化粧品・消毒剤の原料および希釈剤、樹脂・油脂・エッセンシャルオイルの抽出溶剤、化学合成原料(プロピオン酸、酢酸プロピル、プロピルアミン等の合成中間体)。
|
危険 情報 |
- ・引火性の高い液体および蒸気です(引火点:約15度から23度前後)。常温で非常に引火しやすく、加熱された状態や直接の裸火、火花、静電気に接触した場合は容易に引火・燃焼します。
- ・燃焼や加熱分解によって、一酸化炭素や二酸化炭素などの有害なガス・煙を発生します。
|
人体の 影響 |
- ・目に対する重篤な損傷性・刺激性、呼吸器粘膜への刺激性、および大量吸入・経口摂取による中枢神経系への影響(麻酔作用)を持っています。
- ・誤って飲み込んだ場合、口腔内から食道、胃などの消化器官の粘膜を刺激して吐き気や嘔吐、腹痛、下痢を引き起こします。
- ・揮発した蒸気を吸入すると、鼻、喉、気道の粘膜を刺激して咳、喉の痛み、頭痛、めまい、吐き気、不快感を引き起こします。
|
爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
|
|
発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
|
ノルマルプロピルアルコール(n-Propyl alcohol)でお悩みならプロに相談!!