ノルマルプロピルブロマイド(n-Propyl bromide)
プロパンの末端の水素原子1個が臭素原子に置換された構造を持つハロゲン化アルキルです。洗浄力に優れ、乾燥が速いことから、かつては特定フロンや塩素系溶剤の代替洗浄剤として広く普及しました。しかし、近年では健康被害や生殖毒性、オゾン層破壊への影響が指摘され、規制が強化される傾向にあります。化学合成においては、プロピル基を導入するための重要な中間体です。
別名:1-ブロモプロパン、臭化n-プロピル
| ガス名 |
ノルマルプロピルブロマイド |
分子式 (化学式) |
C3H7Br |
| 状態 |
液体(揮発性が高い) |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
甘い刺激を伴うクロロホルム様の香り |
燃焼 範囲 vol% |
4.6% から 8.5% |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G2 |
| 用途 |
- ・金属部品や精密機械の脱脂洗浄剤、電子基板の洗浄、接着剤の溶剤、有機合成原料(プロピル化剤)、医薬品・農薬の中間体など。
|
危険 情報 |
- ・引火性の高い液体です(引火点:約22度から25度前後)。蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成しやすく、常温付近でも引火の危険があります。加熱により分解し、臭化水素や一酸化炭素などの有害なガスを発生します。強酸化剤や強塩基、アルミニウム等の金属粉との接触は避ける必要があります。
|
人体の 影響 |
- ・労働安全衛生法の「特別管理物質」に指定されており、強い毒性があります。吸入により頭痛、めまい、吐き気、意識混濁を引き起こすほか、長期間の曝露は神経系への障害(歩行困難など)や肝臓への悪影響を及ぼします。また、生殖毒性や発がん性(IARCグループ2B)の恐れが強く指摘されています。皮膚からも吸収されるため、不浸透性の保護具と厳重な換気管理が必須です。
|
爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
|
|
発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
|
ノルマルプロピルブロマイド(n-Propyl bromide)でお悩みならプロに相談!!