ノルマルプロピルアミン(n-Propylamine)
1-プロパノールやプロピオンアルデヒドのアンモニア還元アミノ化反応などによって得られる、最も単純な直鎖状の脂肪族一級アミン化合物の一種です。水、エタノール、ジエチルエーテル、アセトンなどの各種溶剤に任意の割合で極めてよく溶けます。強い塩基性(アルカリ性)とアミノ基の高い反応性を併せ持ち、医薬品(糖尿病治療薬や局所麻酔薬等)、農薬(除草剤や殺菌剤等)、ゴム配合剤、腐食抑制剤(防錆剤)、界面活性剤、水処理剤などの合成原料・中間体として化学工業分野で幅広く利用されています。極めて引火性が高く、皮膚腐食性や重篤な眼損傷性、吸入毒性を持っているため厳重な取り扱いが必要です。
別名:1-プロパンアミン、1-アミノプロパン、プロピルアミン、1-プロピルアミン
| ガス名 |
ノルマルプロピルアミン |
分子式 (化学式) |
C3H9N |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
強烈で刺激的なアンモニア臭・魚臭(アミン特有の強い不快臭) |
燃焼 範囲 vol% |
2.0%から10.4%前後 |
爆発等級 |
1(想定) |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・医薬品・農薬の合成中間体原料、ゴム加硫促進剤・配合剤原料、金属用防錆剤・腐食抑制剤、界面活性剤・乳化剤原料、水処理剤、有機合成用試薬・溶剤。
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危険 情報 |
- ・極めて引火性の高い液体および蒸気です(引火点:約マイナス12度からマイナス37度前後)。
- ・常温・低温下でも非常に引火しやすく、裸火、火花、静電気、加熱された表面に接触すると瞬時に爆発的な引火・燃焼を引き起こします。
- ・強塩基性(アルカリ性)であり、酸や強力な酸化剤(硝酸、過酸化物など)と接触すると激しく反応・発熱する恐れがあります。
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人体の 影響 |
- ・強力な皮膚腐食性・重篤な眼損傷性、呼吸器粘膜への強い刺激性、および急性毒性(吸入・経口・経皮)を持っています。
- ・強アルカリ性のため、直接触れると皮膚を強く刺激し、化学熱傷(腐食)、赤み、激しい痛みを引き起こします。皮膚から容易に吸収され(経皮毒性)、全身障害を引き起こす危険があります。
- ・目が液体の飛沫や濃縮された蒸気に曝されると、角膜や眼粘膜に深刻な腐食的損傷を与え、激しい痛み、赤み、視力障害、最悪の場合は失明に至る深刻なリスクがあります。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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