オルトベンソキノン(o-Benzoquinone)
カテコール(o-ジヒドロキシベンゼン)が酸化されることで生成される、六員環の不飽和ジケトンです。非常に不安定な化合物であり、室温では容易に分解・重合します。生体内では、ドーパミンやエピネフリンなどのカテコールアミンの代謝過程や、リンゴなどが茶色くなる褐変現象(ポリフェノール酸化酵素の働き)において中間体として生成されます。
別名:1,2-ベンゾキノン、シクロヘキサ-3,5-ジエン-1,2-ジオン
| ガス名 |
オルトベンソキノン |
分子式 (化学式) |
C6H4O2 |
| 状態 |
結晶(固体) |
| 色 |
赤色 |
| 臭気 |
塩素に似た刺激臭(ただし不安定なため、分解物の臭いが混ざることが多い) |
燃焼 範囲 vol% |
– |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・工業的な用途は極めて限定的です。主に有機化学の研究、生化学の反応機構の解析、または特殊な合成反応における酸化剤や中間体として利用されます。
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危険 情報 |
- ・可燃性の固体です。化学的に非常に反応性が高く、空気、光、湿気によって速やかに分解・重合し、黒色のタール状物質に変化します。加熱や燃焼により、刺激性の有毒な煙(一酸化炭素など)を発生します。
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人体の 影響 |
- ・目、皮膚、粘膜に対して強い刺激性があり、触れると皮膚炎や痛みを引き起こします。吸入すると喉や肺を刺激し、咳や呼吸困難を招く恐れがあります。キノン類全般に言えることですが、細胞毒性やタンパク質との反応性が高いため、直接的な接触は厳禁です。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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