オルトクレソール(o-Cresol)
フェノールの誘導体で、ベンゼン環にメチル基と水酸基が隣り合ったオルト位(2位)に結合した芳香族化合物です。クレソールの3種類の構造異性体(オルト、メタ、パラ)の中で、オルト体は融点が約30度前後であるため、気温が低いときは固体、高いときは液体として存在します。コールタールから蒸留・抽出されるほか、フェノールとメタノールから合成されます。殺菌剤や合成樹脂の重要な原料です。
別名:2-メチルフェノール、2-ヒドロキシトルエン
| ガス名 |
オルトクレソール |
分子式 (化学式) |
C7H8O |
| 状態 |
固体または液体(融点:約30度) |
| 色 |
無色から淡黄色(光や空気に触れると褐色を帯びる) |
| 臭気 |
フェノール類特有の、薬品のような強い刺激臭(石炭タール様の臭い) |
燃焼 範囲 vol% |
1.4%から(上限値はデータなし。高温下で爆発性混合気体を形成する) |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・合成樹脂(エポキシ樹脂、フェノール樹脂)の原料、殺菌消毒剤、農薬の中間体、染料・顔料の合成原料、医薬品の合成、酸化防止剤の原料。
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危険 情報 |
- ・常温では引火しにくいですがす(引火点:約81度)、加熱されると燃焼し、分解して一酸化炭素や刺激性の有毒ガスを発生します。腐食性があり、特定の金属を侵すことがあります。強酸化剤との接触は激しい反応を引き起こすため避けてください。
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人体の 影響 |
- ・毒物及び劇物取締法により「劇物」に指定されています。腐食性と毒性が極めて強く、皮膚や目に直接触れると激しい化学火傷を引き起こします。皮膚から非常に吸収されやすく、広範囲に付着すると中枢神経系、肝臓、腎臓に重大な障害を及ぼし、死に至る恐れがあります。吸入により喉の痛み、咳、呼吸困難、頭痛、めまいが現れます。取り扱いの際は、ゴム手袋、防護服、保護眼鏡、防毒マスクを必ず着用してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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