オルトジクロロベンゼン(o-Dichlorobenzene)
ベンゼン環の隣り合った位置(1位と2位)の水素原子が塩素原子に置換された芳香族ハロゲン化合物です。3種類あるジクロロベンゼン異性体(オルト、メタ、パラ)のうちの一つです。水にはほとんど溶けませんが、多くの有機溶媒とよく混ざる性質を持ち、工業的に非常に広く利用されている溶剤です。また、農薬や染料の合成中間体としても重要です。
別名:1,2-ジクロロベンゼン (1,2-Dichlorobenzene)、o-DCB、オルトジクロール
| ガス名 |
オルトジクロロベンゼン |
分子式 (化学式) |
C6H4Cl2 |
| 状態 |
液体(重い液体、比重:約1.3) |
| 色 |
無色透明(純度が高い場合) |
| 臭気 |
芳香族特有の、鋭く心地よいが強い刺激臭 |
燃焼 範囲 vol% |
2.2%から9.2% |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・溶剤(塗料、インキ、ワニス)、有機合成中間体(農薬、染料、医薬品の原料)、洗浄剤(金属部品、エンジンの脱脂)、燻蒸剤、高分子の加工助剤、熱媒体。
|
危険 情報 |
- ・可燃性の液体です。引火点は比較的高め(引火点:約66度)ですが、加熱により引火する危険があります。蒸気は空気より重く、低所に滞留しやすい性質があります。燃焼や熱分解により、有毒で腐食性の高い塩化水素、ホスゲン、一酸化炭素などを発生します。強酸化剤との接触を避けてください。
|
人体の 影響 |
- ・吸入:喉の痛み、咳、頭痛、めまい、吐き気を引き起こし、高濃度では中枢神経系に影響を与え、意識を失う恐れがあります。
- ・皮膚:直接触れると皮膚の赤みや炎症を引き起こし、皮膚からも吸収されます。
- ・長期曝露:肝臓や腎臓への障害を引き起こす可能性があります。
|
爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
|
|
発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
|
オルトジクロロベンゼン(o-Dichlorobenzene)でお悩みならプロに相談!!