パラベンゾキノン(p-Benzoquinone)

ベンゼン環から導かれる最も一般的なキノンで、一般に「ベンゾキノン」といえばこのパラ体を指します。特有の強い刺激臭を持つ黄色の結晶で、非常に昇華しやすい性質があります。写真の現像薬や染料、医薬品の合成中間体として工業的に重要な化合物です。
別名:1,4-ベンゾキノン、キノン、1,4-シクロヘキサジエンジオン

レンタル
対象機種
ガス名 パラベンゾキノン 分子式
(化学式)
C6H4O2
状態 結晶(固体)
黄色
臭気 塩素に似た、鼻を突く強烈な刺激臭
燃焼
範囲 vol%
爆発等級 発火度 G1
用途
  • ・写真現像薬(ハイドロキノン)の原料、染料・顔料の中間体、有機合成における酸化剤、殺菌剤、重合禁止剤、皮革のなめし剤など。
危険
情報
  • ・可燃性の固体です。加熱により分解し、刺激性の有毒な煙を発生します。非常に昇華しやすく、常温でも蒸気が発生するため、密閉した場所では蒸気による危険が高まります。強酸化剤との接触は避ける必要があります。
人体の
影響
  • ・毒物及び劇物取締法において「劇物」に指定されています。目、皮膚、粘膜に対して非常に強い刺激性があり、皮膚に触れると褐色に着色し、炎症や水疱を引き起こします。吸入すると喉や肺を激しく刺激し、肺水腫を招く恐れがあります。長期間の曝露は視力障害や皮膚の過敏症を引き起こす可能性があるため、厳重な保護が必要です。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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