パラクロロトルエン(p-Chlorotoluene)
トルエンのベンゼン環のパラ位(4位)の水素原子が塩素原子に置換された有機塩素化合物です。3種類の構造異性体(オルト、メタ、パラ)の中で、パラ体は化学合成において特に重要な位置を占めています。特定の農薬や医薬品、染料などの精密化学品を製造するための基幹中間体として世界中で広く利用されており、工業的に非常に価値の高い物質です。
別名:4-クロロトルエン、1-クロロ-4-メチルベンゼン
| ガス名 |
パラクロロトルエン |
分子式 (化学式) |
C7H7Cl |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
芳香族特有の刺激臭(トルエンに似たかすかに甘い香り) |
燃焼 範囲 vol% |
1.1%から7.1%(推定値) |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・医薬品の中間体、農薬(除草剤・殺虫剤)の合成原料、染料・顔料の製造、溶剤、化学研究用試薬。
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危険 情報 |
- ・引火性の液体です(引火点:約49度から52度)。加熱や火気により容易に燃焼し、分解すると塩化水素やホスゲンなどの有毒で腐食性のガスを放出します。蒸気は空気より重いため(比重 約4.4)、床面や低所に滞留して爆発性混合気体を形成する危険があります。強酸化剤と接触すると激しく反応します。
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人体の 影響 |
- ・刺激性と毒性があります。目、皮膚、粘膜に対して刺激を与え、繰り返し接触すると脱脂作用により皮膚炎を引き起こします。蒸気を吸入すると、頭痛、めまい、吐き気、意識混濁などの中枢神経抑制症状が現れます。高濃度または長期の曝露は、肝臓や腎臓へ悪影響を及ぼす恐れがあります。取り扱いの際は、有機ガス用防毒マスク、保護手袋、保護眼鏡を必ず着用してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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