パラシメン(p-Cymene)
芳香族炭化水素の一種で、ベンゼン環の対向する位置(パラ位)にメチル基とイソプロピル基が結合した構造を持っています。天然ではタイムやコリアンダーなどの精油に含まれる成分です。工業的にはトルエンとプロピレンの反応などで合成されます。化学的に安定した溶剤としての側面に加え、合成香料の原料や医薬品の中間体として非常に重要な化合物です。
別名:4-イソプロピルトルエン、1-メチル-4-(1-メチルエチル)ベンゼン、パラシモール
| ガス名 |
パラシメン |
分子式 (化学式) |
C10H14 |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
柑橘類やハーブを思わせる、甘く爽やかな芳香(高濃度では石油臭に近い) |
燃焼 範囲 vol% |
0.7%から5.6%前後 |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
1 |
| 用途 |
- ・香料原料(石鹸、洗剤、化粧品)、溶剤(塗料、樹脂)、合成原料(p-クレゾール、アセトフェノン誘導体)、薬品の中間体、殺菌剤、防腐剤の添加成分。
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危険 情報 |
- ・常温では爆発の危険性は低いですが、加熱すると引火する引火性の液体です(引火点:約47度から53度)。蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。蒸気は空気より重いため低い場所に滞留し、遠方の火源から引火・逆火する恐れがあります。強酸化剤との接触を避けてください。/li>
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人体の 影響 |
- ・目、皮膚、粘膜に対して刺激性があり、吸入により頭痛、めまい、吐き気、喉の痛み、倦怠感を引き起こすことがあります。高濃度での曝露は中枢神経系を抑制し、意識混濁を招く恐れがあります。皮膚に長時間触れると脱脂作用により皮膚炎の原因となります。取り扱いの際は、適切な保護手袋、保護眼鏡を着用し、換気の良い場所で使用してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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