プロピレングリコールモノプロピルエーテル(Propylene glycol monopropyl ether)

プロピレングリコールの片方の水酸基がプロピルエーテル化された構造を持つグリコールエーテル系化合物の一種です。プロピレンオキシドと1-プロパノールの反応によって合成されます。水に溶けるとともに、各種有機溶剤や油脂類、樹脂類を非常によく溶解する優れた親水性・親油性(両親媒性)を持っています。揮発速度と溶解力のバランスに優れ、低毒性であることから、水系塗料、インキ、各種洗浄剤、塗料剥離剤、表面処理剤の有機溶剤・造膜助剤として工業的に幅広く利用されています。可燃性の液体であり、皮膚や目に対する刺激性を持っているため適切な取り扱いが必要です。
別名:1-プロポキシ-2-プロパノール、プロピレングリコール-1-モノプロピルエーテル、PnP、1-プロポキシプロパン-2-オール

レンタル
対象機種
ガス名 プロピレングリコールモノプロピルエーテル 分子式
(化学式)
C6H14O2
状態 液体
無色透明
臭気 微かにエーテル様・アルコール様の甘い特有の匂い(刺激臭)
燃焼
範囲 vol%
1.3%から9.2%前後 爆発等級 1(想定) 発火度 G1
用途
  • ・塗料・コーティング剤用溶剤・造膜助剤(水溶性塗料、工業用塗料)、印刷インキ溶剤、洗浄剤・クリーナー(家庭用・工業用・電子用洗浄剤)、塗料剥離剤、レジスト剥離剤成分、有機合成溶剤。
危険
情報
  • ・可燃性の液体および蒸気です(引火点:約46度から48度前後)。常温で引火する危険性があり、加熱された状態や直接の裸火、火花、静電気に接触した場合は引火・燃焼します。蒸気は空気より重いため低い場所に滞留・拡散しやすいです。
人体の
影響
  • ・目および皮膚に対する刺激性、ならびに高濃度蒸気の吸入による中枢神経系への影響を持っています。
  • ・揮発した蒸気を吸入すると、鼻、喉、気道の粘膜を刺激して咳、喉の痛み、頭痛、めまい、吐き気を引き起こすことがあります。高濃度の蒸気を吸入した場合は中枢神経系が抑制され、眠気や不快感を引き起こす危険があります。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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