プロピレングリコール(Propylene glycol)

3つの炭素原子を持ち、1位と2位の炭素にそれぞれ水酸基(ヒドロキシ基)を持つ2価のアルコール(ジオール)化合物の一種です。プロピレンオキシドの加水反応によって工業的に合成されます。水、エタノール、アセトン、クロロホルムなどの多くの溶剤に任意の割合で極めてよく溶けます。無毒性に近く、吸湿性、保湿性、防腐性、乳化性に優れているため、医薬品や化粧品、食品添加物(品質保持剤・溶剤)、電子タバコのリキッドなどの身近な製品に広く利用されています。また、不凍液や熱媒体、樹脂原料などの工業用途でも不可欠な物質です。引火性の高質加熱体であり、火気や高温下での取り扱いには注意が必要です。
別名:1,2-プロパンジオール、プロパン-1,2-ジオール、メチルグリコール

レンタル
対象機種
ガス名 プロピレングリコール 分子式
(化学式)
C3H8O2
状態 液体
無色透明
臭気 無臭(または、ほぼ無臭で微かに甘い特有の匂い)
燃焼
範囲 vol%
2.6%から12.6%前後 爆発等級 1(想定) 発火度 G1
用途
  • ・食品添加物(生めん・餃子の皮などの品質保持剤、香料・色素の溶解溶剤)、医薬品(注射剤・内服液の溶剤、軟膏の基剤)、化粧品・日用品(保湿剤、歯磨き粉、シャンプー、皮膚調整剤)、電子タバコ(Eリキッドの主成分)、不凍液・不凍熱媒体(食品工場や融雪装置用)、ポリエステル樹脂・ポリウレタンの製造原料。
危険
情報
  • ・引火点が約99度から107度前後の可燃性の液体および蒸気です。常温での引火性は比較的低いですが、加熱された状態や高温の作業環境下、直接の裸火や火花に接触した場合は引火・燃焼します。
人体の
影響
  • ・一般的な毒性は非常に低く(低毒性)、皮膚や目に対する刺激性も極めて弱いですが、大量摂取や高濃度での接触・吸入時には影響が生じることがあります。
  • ・食品添加物や医薬品として広く使われており毒性は極めて低いですが、極端な大量摂取を行った場合、中枢神経抑制、腎障害、代謝性アシドーシスを引き起こす恐れがあります。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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