酢酸sec-ブチル(sec-Butyl acetate)
酢酸とsec-ブタノール(2-ブタノール)から形成されるエステルで、酢酸ブチルの構造異性体です。n-ブチル体と比較して沸点が低く、揮発速度が速いという特徴があります。塗料や接着剤などの溶剤として優れた特性を持ち、特定の樹脂に対する溶解力が高いことから工業的に利用されています。
別名:酢酸2-ブチル、1-メチルプロピルアセテート
| ガス名 |
酢酸sec-ブチル |
分子式 (化学式) |
C6H12O2 |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
特有のフルーティーな香り(果実臭) |
燃焼 範囲 vol% |
1.7% から 9.8% |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・ラッカー・塗料の溶剤、合成樹脂(ニトロセルロース、ビニル樹脂など)の溶剤、接着剤の成分、化学合成中間体。
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危険 情報 |
- ・引火性の高い液体です(引火点:約16度から19度)。常温で引火する危険性が非常に高く、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。強酸化剤と接触すると激しく反応し、火災や爆発を招く恐れがあります。
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人体の 影響 |
- ・目、鼻、喉などの粘膜に対して刺激性があります。蒸気を吸入すると、頭痛、めまい、吐き気、倦怠感を引き起こすことがあります。高濃度曝露では中枢神経抑制(麻酔作用)が生じ、意識を失う恐れがあります。皮膚に繰り返し接触すると、脱脂作用により皮膚炎を起こす可能性があるため、保護具の着用が必要です。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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