酢酸ターシャルブチル(tert-Butyl acetate)
酢酸とtert-ブタノール(第三級ブタノール)から成るエステルで、酢酸ブチルの構造異性体の一つです。化学的に比較的安定しており、他の酢酸ブチル類に比べて加水分解されにくい性質があります。また、大気中での光化学反応性が低いため、環境負荷の少ない溶剤として注目されている化合物です。
別名:酢酸t-ブチル、t-ブチルアセテート
| ガス名 |
酢酸ターシャルブチル |
分子式 (化学式) |
C6H12O2 |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
樟脳(カンフル)に似た、かすかにフルーティーな特有の香り |
燃焼 範囲 vol% |
1.3% から 6.9% |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・塗料・コーティング剤の溶剤、ガソリンの添加剤、電子材料の洗浄剤、医薬品・農薬の合成中間体、工業用クリーナー。
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危険 情報 |
- ・非常に引火性の高い液体です(引火点:約4度から18度)。常温で容易に引火し、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。空気より重い蒸気は地面に沿って広がり、遠くの火源から逆火する恐れがあります。強酸化剤や強酸と激しく反応します。
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人体の 影響 |
- ・目、皮膚、気道に対して刺激性があります。吸入すると咳、喉の痛み、頭痛、めまいを引き起こします。高濃度では麻酔作用があり、中枢神経系に影響を及ぼす可能性があります。皮膚からの吸収も起こり得るため、取り扱いには不浸透性の手袋や保護眼鏡、適切な換気設備が不可欠です。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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