ターシャルブチルベンゼン(tert-Butylbenzene)
ベンゼン環にターシャルブチル基が結合した芳香族炭化水素です。ブチルベンゼンの構造異性体の中で最も立体障害が大きく、化学的に非常に安定した構造を持っています。この特性を活かし、特定の化学反応の中間体や、高沸点かつ熱安定性に優れた溶剤として利用されます。
別名:t-ブチルベンゼン、2-メチル-2-フェニルプロパン
| ガス名 |
ターシャルブチルベンゼン |
分子式 (化学式) |
C10H14 |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
特有の強い芳香(ガソリンやケロシンに似た臭い) |
燃焼 範囲 vol% |
0.8%から5.7%(推定値) |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G2 |
| 用途 |
- ・有機合成の中間体(香料、農薬、医薬品の原料)、高沸点溶剤、ポリマー製造時の添加剤、化学研究用試薬。
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危険 情報 |
- ・引火性の液体です(引火点:約44度から45度)。加熱により引火する危険があり、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。強酸化剤と接触すると激しく反応します。また、水生生物に対して非常に強い毒性を持つため、環境中に放出しないよう厳重な注意が必要です。
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人体の 影響 |
- ・皮膚、目、呼吸器に対して刺激性があります。皮膚への接触は脱脂作用による乾燥や炎症を引き起こします。蒸気を吸入すると、頭痛、めまい、吐き気を誘発し、高濃度では中枢神経抑制作用(麻酔作用)を及ぼす恐れがあります。取り扱いの際は、換気を十分に行い、耐薬品性の手袋や保護眼鏡を着用してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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