酢酸トランスシンナミル(trans-Cinnamyl acetate)

ケイ皮アルデヒドを還元して得られるシンナミルアルコールと酢酸のエステル化合物です。天然にはカシア油などに微量に含まれています。シンナミル基特有の甘くウッディな香りを持ち、香料業界で非常に重宝されています。トランス体は化学的に安定しており、合成香料として広く流通しています。
別名:酢酸シンナミル、3-フェニル-2-プロペン-1-オールアセタート

レンタル
対象機種
ガス名 酢酸トランスシンナミル 分子式
(化学式)
C11H12O2
状態 液体
無色から淡黄色
臭気 甘くバルサミックな香り(シナモン、花、フルーツを思わせる芳香)
燃焼
範囲 vol%
爆発等級 発火度
用途
  • ・香料(香水、石鹸、化粧品)、食品添加物(飲料、菓子、ガムのフレーバー)、有機合成中間体。
危険
情報
  • ・酢酸トランスシンナミルは、消防法の危険物(第四類 第三石油類 非水溶性液体)に該当します。常温では引火しにくいですが、高温下では燃焼します(引火点:約118度前後)。火災時には分解により一酸化炭素や刺激性の煙を発生します。強酸化剤との接触を避ける必要があります。
人体の
影響
  • ・刺激性があり、目や皮膚に直接触れると、赤みや刺激を感じることがあります。一部の人には皮膚感作(アレルギー性皮膚炎)を引き起こす可能性があるため、高濃度での取り扱いには注意が必要です。吸入により喉の不快感や咳が出ることがあります。取り扱いの際は、適切な保護手袋や保護眼鏡の着用を推奨します。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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