環境・騒音調査に使われる測定器のご紹介

「騒音」や「振動」は、住民の生活環境や作業員の健康に直結する重要な要素です。
建設現場、工場、道路、またはオフィス環境において、法令(騒音規制法・振動規制法など)を遵守し、適切な対策を講じるためには、「正しく測ること」が第一歩となります。
本ページでは、用途や測定対象に合わせた最適な測定器の選び方と、代表的な機器をご紹介します。
1. 建設現場・土木工事の境界騒音・振動管理
周辺住民への配慮や、自治体への届出・報告が必要な現場に。
工事に伴う騒音・振動を24時間体制で監視し、信頼性の高いエビデンス(証拠)を残すためのプロフェッショナル構成です。
- 普通騒音計 NL-42EX:
雨天でも安心の防水設計。長期間の自動記録に対応。 - 振動レベル計 VM-57EX:
騒音計と共通の操作感で、地面の揺れを正確に測定。 - データ記録装置 KADEC-R-KAZE V2:
風向風速を同期記録し、強風によるデータの「ノイズ(風雑音)」を客観的に証明。
2. 工場・事業場内の作業環境測定
労働安全衛生法に基づき、作業員の聴覚保護や環境改善を目指す現場に。
「場所」の騒音マップ作成と、「人」が受ける曝露量の両面からアプローチすることが重要です。
- 普通騒音計 NL-42AEX:
機械ごとの騒音レベルや、エリアごとの等価騒音レベル(LAeq)を効率よく測定。 - 騒音ばく露計 NB-14:
作業員の肩口に装着。移動の多い作業者が実際に浴びている1日の累積騒音量を可視化。
3. 住宅・オフィスの室内環境調査
低周波音による不快感や、隣室からの騒音トラブルの原因特定に。
単なる音量測定ではなく、「どの周波数が問題か」を突き止める高度な分析機能が求められます。
- 精密騒音計 NL-63:
1Hzからの低周波音測定に標準対応。これ一台で高度な室内調査が可能。 - 1/3オクターブ分析器 SA-29:
NL-52/62等に実装し、音の成分をグラフ化。対策(遮音・防振)の根拠となる詳細データを取得。
4. 主な測定器ピックアップ
各カテゴリの主要機材です。
■騒音計・振動計(本体)
精密騒音計(オクターブ分析付) NL-63
低周波音対応。 住宅の苦情調査や公的証明に最適な最高級モデル。
普通騒音計 NL-42EX
屋外・長期計測。 防水性能と自動保存機能に優れた工事現場の標準機。
普通騒音計 NL-42AEX
作業環境測定。 データの自動保存により、工場内の多点測定を効率化。
振動レベル計 VM-57EX
公害振動測定。 3方向(X・Y・Z)同時測定。工事・道路振動の監視に。
■分析オプション・曝露計・記録装置
1/3オクターブバンド実時間分析器 SA29
騒音計に挿入して使用するプログラムカード。音の「高さ」ごとのエネルギー分布を可視化し、防音対策の設計に役立ちます。
騒音ばく露計 NB-14
超小型・軽量設計。個人の耳元に近い位置で騒音を測定し、1日のばく露許容量を超えていないかを厳密にチェックします。
全天候型測定データ記録装置(風向風速計仕様) KADEC-R-KAZE V2
騒音・振動データに「風の情報」を付加。雨風に強い全天候型仕様で、屋外での無人観測システムの核となります。
選定に迷ったら
「どの機種が最適か分からない」「特定の条例に対応したデータが必要」といったご相談も承ります。お気軽にお問い合わせ下さい。





