ホモジナイザーレンタル一覧 (比較表/特徴)

ホモジナイザーは、不溶性物質(液滴や軟質固体)に含まれる粒子を均一にするための測定器です。乳化、分散を目的とした機材として利用されています。超音波ホモジナイザーは、発振器・コンバーター・ホーンで構成され、ホーンを通して溶液中に微小な気泡 (キャビテーション) を発生させ、溶液中の物質に激しい衝撃を与えるホモジナイザーで、周波数オートチューニング可能となっています。
ホモジナイザーなら、多種多様にレンタル機材が揃う株式会社メジャーへ。全国対応および当日発送可能、最短では翌日から手軽に機材をご利用できます。機種のお問い合わせ、機材の使い方、種類、価格など何でもご相談ください。また、お客様の機器のメンテナンス点検・校正サービスも行っております。
※ホモジナイザーのレンタル機材は7機種ございます。
その他 汎用理化学機器の関連商品はこちら |
超音波洗浄器 >> |
遠心分離機 >> |
純水/蒸留水製造装置 >> |
真空ポンプ >> |
20から50kHz程度の超音波を用いて宝石、レンズなどの光学製品、コイン、時計や歯科及び外科治療で使われる器具等を洗浄する測定器です。 |
固体と固体、固体と液体等の試料を遠心力を利用して分離させる測定器です。 |
水を加熱などで沸騰させて気体の水蒸気にし、水蒸気を冷却して液体に戻した純度の高い水を作る測定器です。 |
容器内から気体を排出し、真空を得るための測定器です。 |

ホモジナイザーの特徴
(詳細な情報は「機材の詳しい情報」ボタンを押下してご覧ください。)
No.1
|
超音波ホモジナイザー UD-200の特長 |
微量チップTP-040を利用して微量のサンプルを処理を行い、密度の濃い超音波処理が可能です。 |
超音波ホモジナイザー UD-200の測定項目 | ・細胞、バクテリア、組織の破砕 ・リボソーム ・放射菌、菌糸の切断 ・化学反応の促進 ・組織片の破砕による特殊成分の抽出 ・試料の乳化、分散(水-油、水-銀等の混合) ・分析、臨床、組織培養等に用いられる器具の浄化 | メーカー:トミー精工 |
超音波ホモジナイザー UD-200の測定項目 | ・細胞、バクテリア、組織の破砕 ・リボソーム ・放射菌、菌糸の切断 ・化学反応の促進 ・組織片の破砕による特殊成分の抽出 ・試料の乳化、分散(水-油、水-銀等の混合) ・分析、臨床、組織培養等に用いられる器具の浄化 |
メーカー | トミー精工 ※機材の詳しい情報より 詳細情報をご覧下さい。 |
|
No.2
|
汎用攪拌機 NZ-1300の特長 |
独自の2段回転制御です。最大トルク内の負荷ではスピードフィードバック制御により設定回転を保ち、最大トルク以上の負荷に対しては回転速度を下げて撹拌し続けます。時間の経過に伴う試料の粘度の変化にも対応します。 |
汎用攪拌機 NZ-1300の測定項目 | | メーカー:東京理化器械 |
汎用攪拌機 NZ-1300の測定項目 | |
メーカー | 東京理化器械 ※機材の詳しい情報より 詳細情報をご覧下さい。 |
|
No.3
|
ホモジナイザ エクスナイザー400の特長 |
・使い捨てのポリ袋に入れて懸濁するため、装置とサンプルの接触がなく衛生的です。機械洗浄の必要がなく効率的に作業が行えます。
・視認性の高い操作パネル、任意の時間設定、運転残り時間のカウントダウン表示、3段階パドルスピード設定、AUTO設定など操作性を向上。 |
ホモジナイザ エクスナイザー400の測定項目 | 細菌検査用 | メーカー:ORGANO |
ホモジナイザ エクスナイザー400の測定項目 | 細菌検査用 |
メーカー | ORGANO ※機材の詳しい情報より 詳細情報をご覧下さい。 |
|
No.4
|
ポリトロンホモジナイザー T-50の特長 |
・回転数はデジタル表示
・電子制御速度コントロール
・過負荷保護(安全回路)
・低速からスムーズな始動
・エラーコードはデジタル表示 |
ポリトロンホモジナイザー T-50の測定項目 | 分離・沈殿を避け、効率的に乳化できます。 | メーカー:IKA |
ポリトロンホモジナイザー T-50の測定項目 | 分離・沈殿を避け、効率的に乳化できます。 |
メーカー | IKA ※機材の詳しい情報より 詳細情報をご覧下さい。 |
|
No.5
|
ホモミキサー HM-310の特長 |
・分離・沈殿を避け、効率的に乳化できます。 ・回転数・タイマーが見やすいデジタル表示です。 ・低速から高速までスムーズな変速が可能です。 |
ホモミキサー HM-310の測定項目 | 分離・沈殿を避け、効率的に乳化できます。 | メーカー:アズワン |
ホモミキサー HM-310の測定項目 | 分離・沈殿を避け、効率的に乳化できます。 |
メーカー | アズワン ※機材の詳しい情報より 詳細情報をご覧下さい。 |
|
No.6
|
超音波ホモジナイザー BRANSON 250-Advancedの特長 |
・周波数オートチューニング ・超音波振幅が可変 ・タイマー機 ・出力レベルのモニター ・パルス幅を選択可能 |
超音波ホモジナイザー BRANSON 250-Advancedの測定項目 | 溶液中の物質に繰り返し激しい衝撃を与えます。 | メーカー:日本エマソン |
超音波ホモジナイザー BRANSON 250-Advancedの測定項目 | 溶液中の物質に繰り返し激しい衝撃を与えます。 |
メーカー | 日本エマソン ※機材の詳しい情報より 詳細情報をご覧下さい。 |
|
No.7
|
ホモミクサー MARK II 2.5型の特長 |
・乳化、分散を目的とした撹拌機です。 |
ホモミクサー MARK II 2.5型の測定項目 | ・乳化、分散 | メーカー:プライミクス/特殊機化工業 |
ホモミクサー MARK II 2.5型の測定項目 | ・乳化、分散 |
メーカー | プライミクス/特殊機化工業 ※機材の詳しい情報より 詳細情報をご覧下さい。 |
|
ホモジナイザーの測定に関するアドバイス
混ざり合いにくいものを混ぜ合わせるホモジナイザー
液体の中には、一見溶け込み混ざり合っているようでも、複数の物質がきれいに混ざらず浮遊していることがあります。物質には特性があり、水に溶け込まないものもあります。これはコロイド分散体と呼ばれています。この物質は永続的に水に溶けず、水より重いものは底に沈み、軽いものは水の表面に浮かび分離します。また、沈殿も起こります。これらを均一にして偏在させず、濃度を一定にできる機材がホモジナイザーです。粒子を微小なものに作り替えながらも決められた形にできる装置で、水に溶けずに漂っていても液体の中に溶け込ませ、分離するのを防止します。
粒子をできるだけ細かい状態に砕きかき混ぜることにより、液体が乳化し安定することになります。小さくして分離を防止することにより結果として水に溶け込んで、沈殿することを防げるのが大きなメリットで、本来混ざらないものも溶け込ませることができます。乳化させることは様々な用途に有効で、食品や工業製品など幅広く用いられてきました。特に代表的なのが化粧品で、乳液化した製品を製造するためにこの装置が使われています。水と油は分離しやすいですが、油分を粉砕しコロイド溶液を作るためにホモジナイザーが使用されています。
原理はいたってシンプルで、かくはんしながら粒子を砕き、粒子の大きさをみな等しくします。そうして混ざりやすくなったものをさらに機械を用いて水分と混合させるというものです。かくはん方法にはいくつかの手法が存在しますが、基本原理はどれも差異はありません。そして、まさにこの違いがホモジナイザーの使い方につながるのです。
いろいろと作られた破砕方法による違い
ホモジナイザーには様々な種類があります。高圧式は圧力を液体にかけ、非常に細かくなるまでに破砕します。液体に圧力をかけた状態にて低速でバルブ内に流し込むと、狭い空間内に押し込まれて圧縮されます。圧縮した状態で広い空間に飛び出すと、今度は加速して、先にあるインパクトリングと呼ばれる部品に衝突させ粒子を粉々に砕けさせるのがこの方法の仕組みです。2度破砕させることが特徴で、高圧式の工程でできるバブルは形状を均等化することより、均質バルブと呼ばれています。
超音波式は、破砕する際に超音波振動を使っています。液体を振動させて大量に真空の泡を作り上げるところより工程がスタートします。この泡が破裂する時に衝撃を生み出しますが、その衝撃が粒子を粉砕させる方法です。このことをキャビテーションと呼びます。液体が多量にある場合は向かない方式でしたが、近年では機材の改良が進み、大量の液体の処理もできるようになりました。
超高速ホモジナイザーは、原理として分かりやすい物理的なやり方を用いて粒子を粉砕させます。回転する刃によって粉々にしていく構造で、別名ポリトロンホモジナイザーとも呼ばれます。刃は外刃と内刃の二つあり、そのうちの内刃を高速回転させて、外側の刃に付いている穴から高圧の液体を噴射して、対流も引き起こします。内部の刃にも砕かれますが、細分化した粒子はさらに外刃と内刃の間に入って砕かれて同じ程の大きさになるのが特徴です。この時に、高周波も発生して作用するため、かなり効果的な方法です。
粒子の砕き方にはそれぞれ違いがありますが、各々特徴があります。多く使用されているのは高圧式ですが、どの方法も使用する目的により向き不向きがあるので、使い方などに合わせて選択するのが望ましいでしょう。
乳化した状態を長期安定化させる
ホモジナイザーは用途別にも分類できますが、明確に何かに使うといったほどの区分はされていません。ただ、特徴を考慮したうえで、目的に応じた使い方を考える必要があります。
蒸気の力を使っているアセプティック方式は、雑菌の侵入を防ぐことができます。無菌状態を保持できるため、人が口にする食品や医薬品に適しています。限られた液体量で破砕する場合は、ラボスケール方式が適しています。大量の水量で粉砕することはできませんが、少しの量での破砕ができるので、研究室などで頻繁に使われています。
ホモジナイザーは、食品・飲料水の分野でも活用されています。混ざりづらいものは色々ありますが、よく使われるのがドレッシングに使用される油と水です。また、マヨネーズも混じりあわない酢と油を使っています。卵黄がこの2つの物質を乳化する手助けをしていますが、通常であれば時間がたてば分離してしまいます。しかし、ホモジナイザーを使うと長期間分離せず安定したマヨネーズを完成させることが可能になります。飲料の分野においては、ココアはカカオ成分が沈殿しやすく不安定です。ホモジナイザーで粉砕してから徹底的にかくはんされているので、均質な濃さに保てています。
均一に混合したい液体がこの世の中には多数存在するので、多くの分野で利用が進められています。乳化させて安定させるためには、ホモジナイザーは欠かせない機材です。液体同士で混ぜ合わせるだけでなく、固体粒子も破砕可能で、粘り気が高いものにも対応できるタイプもあります。多くの物質に対応できることから、さまざまなものを混ぜ合わせた液体を作成する場合に必須の機材です。
ホモジナイザーに関するお問合せ