濁度計レンタル一覧 (比較表/特徴)

濁度計は、土砂や微生物・溶解物質など水の濁りを測る測定器です。温度、SS、汚泥界面、色度、残留塩素、透視度測定が同時に測定できる機種もあります。淡水・海水用や河川・湖沼などの一般環境水および工場排水・工事排水などの濁度測定に利用されます。
コンパクトで簡易に測定できるポータブルタイプや海域、ダム、河川での調査にも適している濁度計もございます。
濁度計のレンタルなら、多種多様にレンタル機材が揃う株式会社メジャーへ。全国対応および当日発送可能、最短では翌日から手軽に機材をご利用できます。機材のお問合わせ、市販されている機種、価格、メーカーなど何でもご相談ください。また、お客様の機器のメンテナンス点検・校正サービスも行っております。
※濁度計のレンタル機材は8機種ございます。
濁度計の特徴
(詳細な情報は「機材の詳しい情報」ボタンを押下してご覧ください。)
No.1
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ポータブル透視度センサ TP-M100-5の特長 |
ポータブルタイプなので、何処でも簡易に測定できます。また、外光の影響を受けないので、天候や昼夜問わず測定可能です。
採水しにくい場所でも検出部を測定水に漬けるだけで測定が可能です。水を汲む必要がありません。 |
ポータブル透視度センサ TP-M100-5の測定項目 | 濁度 | メーカー:オプテックス |
ポータブル透視度センサ TP-M100-5の測定項目 | 濁度 |
メーカー | オプテックス ※機材の詳しい情報より 詳細情報をご覧下さい。 |
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No.2
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ポータブル水質計 WA-2Mの特長 |
・WA-2Mは、水道法・上水試験法に準拠した濁度・色度の同時測定が可能なポータブル水質計です。
・WA-2Mは濁度・色度に加え残留塩素・透視度の4項目の測定が可能です。
・表示は3.5インチのカラー液晶により視認性に優れ表示項目も任意に設定可能です。
・約680gという軽量、コンパクトで持ち運び可能の為、測定場所は屋内外を問わず、しかも測定したデータはSDカードに保存が出来ます。 |
ポータブル水質計 WA-2Mの測定項目 | 上水・工業用水・河川・貯水槽・プール水・下水などの水質評価 | メーカー:日本電色 |
ポータブル水質計 WA-2Mの測定項目 | 上水・工業用水・河川・貯水槽・プール水・下水などの水質評価 |
メーカー | 日本電色 ※機材の詳しい情報より 詳細情報をご覧下さい。 |
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No.3
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ポータブル濁度計 2100Qの特長 |
フィールドでの濁度測定が容易・迅速にできます。 |
ポータブル濁度計 2100Qの測定項目 | 濁度 | メーカー:東亜ディーケーケー |
ポータブル濁度計 2100Qの測定項目 | 濁度 |
メーカー | 東亜ディーケーケー ※機材の詳しい情報より 詳細情報をご覧下さい。 |
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No.4
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TSS Portable 携帯型濁度/SS/汚泥界面計の特長 |
・充電式電源だから安心、環境にも優しい設計
・気泡補正機能を内蔵
・濁度/SS/汚泥界面のフィールド測定が簡単に
・優れた耐久性と汚れの付きにくいプローブを採用
・複数の校正曲線で、低濃度域から高濃度域までの広範囲な測定が可能 |
TSS Portable 携帯型濁度/SS/汚泥界面計の測定項目 | 携帯型で一台三役、濁度/SS/汚泥界面の測定が簡単に | メーカー:東亜ディーケーケー |
TSS Portable 携帯型濁度/SS/汚泥界面計の測定項目 | 携帯型で一台三役、濁度/SS/汚泥界面の測定が簡単に |
メーカー | 東亜ディーケーケー ※機材の詳しい情報より 詳細情報をご覧下さい。 |
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No.5
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ポータブル濁度計 TB-31の特長 |
・低濃度領域の信頼性向上
・省電力設計
・浸漬測定で簡易モニタリングが可能 |
ポータブル濁度計 TB-31の測定項目 | ・河川・湖沼などの一般環境水および工場排水・工事排水などの濁度測定に最適です。 | メーカー:東亜ディーケーケー |
ポータブル濁度計 TB-31の測定項目 | ・河川・湖沼などの一般環境水および工場排水・工事排水などの濁度測定に最適です。 |
メーカー | 東亜ディーケーケー ※機材の詳しい情報より 詳細情報をご覧下さい。 |
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No.6
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濁度計 TB25Aの特長 |
サンプリング不要センサは、検水に浸漬するタイプです。ワンタッチ校正
濁度、温度の同時測定/標示 LCD表示器に、液温も同時に表示される濁度計です。
Nutmeg/L両単位 何れの単位でも、切換えて表示させることができます。
濁度のゼロ校正は、センサを純水に浸し、校正キーを押すだけで済みます。 |
濁度計 TB25Aの測定項目 | 濁度測定 濁度計測 | メーカー:東亜ディーケーケー |
濁度計 TB25Aの測定項目 | 濁度測定 濁度計測 |
メーカー | 東亜ディーケーケー ※機材の詳しい情報より 詳細情報をご覧下さい。 |
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No.7
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濁度計 2100Pの特長 |
濁度とは「光がサンプル内をまっすぐに通り抜けずに、散乱及び吸収される光学特性」と定義付けられています。
この散乱及び吸収は、光とサンプル媒体中に浮遊している粒子との相互作業によって起こります。
濁りは、沈泥、粘土、藻、その他のプランクトン、有機物などの細かい非溶解性粒子を含む浮遊物によって発生します。 |
濁度計 2100Pの測定項目 | 濁度測定 濁度計測 | メーカー:セントラル科学 |
濁度計 2100Pの測定項目 | 濁度測定 濁度計測 |
メーカー | セントラル科学 ※機材の詳しい情報より 詳細情報をご覧下さい。 |
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No.8
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SS濁度計 ST100の特長 |
短時間で簡単、高精度にデジタル表示でSSと濁度を1台で測定できます
積分球方式ですので、試料の色の影響を受けません
携帯ケース、ACアダプター付充電器を標準装備した濁度計 |
SS濁度計 ST100の測定項目 | SS測定・SS計測(濁度から換算) | メーカー:セントラル科学 |
SS濁度計 ST100の測定項目 | SS測定・SS計測(濁度から換算) |
メーカー | セントラル科学 ※機材の詳しい情報より 詳細情報をご覧下さい。 |
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濁度計の測定に関するアドバイス
濁度を測定する
濁度計とは、濁度を数値化して表示する分析計のことを言います。そもそも濁度とは、水はどれほど濁っているかを示している言葉ですが、この濁っている状態というのを詳しく言うならば、水中に非常に細かい粒子が漂っていることによって光が透過した際に水本来の透明度が失われた状態のことです。濁度計の値は水の濁りがひどいほど高くなり、住んでいるほど数値が低くなるというものです。濁度が頻繁に調べられる場所には、河川があります。その他にも定期的、持続的に濁度の分析が必須である上下水処理場や工業廃水においても使われます。他にも、水泳プールや公衆浴場(銭湯)などの身近な場所でも水質管理のため濁度を調査することが欠かせません。
濁度計で濁度を数値化する際には、濁り度合いを表す基準がなければいけません。昔はカオリンという物質が用いられていました。カオリン濁度標準単位NTUあるいは度、カオリンというように示されていました。しかし、カオリンでは均一性や安定性に欠けていたため、変わって用いられたのがホルマジンです。濁度標準がホルマジンであると、度、ホルマジン、濁度単位FTU、ホルマジン比濁法単位FNUが適用されることになっています。
現在では、一般的にポリスチレンが基準物質として使われています。平成16年に適用されて以降スタンダードな存在になりました。この場合の単位は度が使われていて、1度という値は水1Lに対しポリスチレンが1mg含まれているということを表しています。ただ、これでは理解しづらいという意見があり、mg/Lというのも採用されています。水1L中にポリスチレンが10mg含まれていれば、10mg/Lとなります。
濁度の計測方法の種類
濁度計で使われている濁度の分析方法は、いくつか種類があります。1つ目は、透過光方式と呼ばれる最もシンプルな方法です。これは一方向から光を当て、その透過光を測るという方法です。透過光は濁度が増加するほど減少するという性質を持っています。濁りの要因となる物質の粒子サイズがそろっていてなおかつ水が白色である場合は、正確な数値がはじき出されますが、屋内における測定では物質の大きさも水の色も様々であるため、数値に影響があります。特に水の色が黒ければ黒いほど正しい結果を得ることが困難になります。そのため、現在でこの方式はあまり採用されていません。
2つ目は、散乱光測定方式を用いた濁度計です。これは透過光とは性質が真反対の散乱光を測定して濁度を導き出す方式です。透過光は、ある一定の濁度までは比例的に増える性質がありますが、それを超えると粒子による影響が大きくなり変化の度合いが減少します。濁りの原因となる物質の色合いによっては精密な値が出ない場合もあります。
そこで3つ目に登場するのが、透過光散乱光演算方式の濁度計です。透過光と散乱光の比率と、濁りのもととなる物質の濃度の2つの比例する値を使用することによって、より精密なデータを手に入れることができるようになりました。
4つ目の測定方法は、積分球測定方式です。積分球の中で散乱光と入射光を測定した上で、これらの比と濁りの要因となる物質の濃度が比例関係になることを利用した濁度分析計です。注意点として、年に1度ほど積分球の調整および取り換えが必要になるということです。これは使用期間の経過に伴い積分球内部が劣化し、反射量も減少すると、正しく測れなくなるためです。屋外の仕様においては課題としては精度を保持することであり、ラボやタンク内での測定に強い力を発揮します。
このように、濁度計はそれぞれ一長一短なので、分析する対象、及び環境などの要素によって使い分けるのが一般的です。
計測誤差と測定値の安定
濁度物質を用いて測定する場合、工程法としてJIS規格が存在しています。しかし、現実的な河川の濁度を計測する際には測定値は一定しません。これは、水中の懸濁物質に違いがあるために一定しないのです。また、計測方法はいくつかの種類がありますが、それぞれ特徴が異なるため、すべての調査に適してはいません。そのため、計測する条件に合わせて使い方を変えなければいけません。
例を挙げると、透過光方式を使った場合、粒子が細かいものが主体の場合と、腐葉土のような物質がメインとなる大粒形主体とでは、同じ濁度数値だったとしても、大きな差が出てきてしまいます。また、光を使った散乱の度合いで計測する散乱光方式は、光が反射しづらい環境では濁度値が安定しません。黒が強い濁り方をしているときに生じる誤差で、光を吸収されてしまうことが計測値に大きな影響を与えます。そのため、濁度計を使用する際は、現実で気にどこで使うのか考えたうえで選択する必要があります。
そして、濁度計の選び方について理解しておくことも大切ですが、たとえ同じメーカーのものでも計測方法を合わせなければ数値に大きな差が出るということを理解しておかなくてはなりません。逆に計測方法が同様なものであれば、たとえ異なるメーカーでも誤差はわずかなものであり、許容できるものです。ところが、計測方法が異なれば制度は非常に低くなるため、注意が必要です。
速度計の使い方として、どの計測方法の機器を使うのかに重要な意味があります。測定の度に方法が異なるものを利用すればそれだけ誤差が生まれるので、機器を選ぶ段階から中をする必要があります。
濁度計【汚泥濃度計】
汚泥濃度計とは、下水処理場、し尿処理施設等にある汚泥処理ラインに取り付ける測定器です。どの程度の汚泥濃度なのか測定するもので、構内を堅実に操作するために必要な測定器です。処理する水を確実に調整することが大事なので、汚泥の濃度は確実に測定することが重要になります。自動制御もあるため効率よく管理することができます。汚泥濃度計は超音波タイプや散乱光式タイプがあり、高濃度の汚泥の測定もできます。
濁度計【汚泥界面計】
汚泥界面計とは、生物処理の排水や下水処理場などの汚泥沈殿施設で利用されるケースです。汚水の中に沈殿した汚泥の界面を測定するための測定器で、使用法を工夫することで汚泥の位置を測定することができます。吊り下げキットや固定式、旋回式などのセッティングの方法があるので、いかなる場所にも取り付けられるメリットがあります。自動洗浄ができる性能を有していて、マグネットワイパーによって整備が手軽なのも特徴と言えます。ついでながら測定可能な範囲は水面から計って汚泥までが0.2Mから12.0M程度です。

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